当時、子どもたちは9歳、7歳、3歳。日本では小学校と幼稚園に通っていました。
夫の海外赴任に帯同することになり、子どもたちもアメリカの現地校へ通うことに。
とはいえ、渡米前は家の売却や引っ越し、日本の学校との手続きで手一杯。現地校への入学準備については、正直なところ、十分に調べる余裕がありませんでした。
そんなわが家ですが、10月31日にアメリカへ到着し、11月11日には小学生2人が現地校に通い始めました。
今回は、渡米前に準備したことと、渡米後に実際に行った入学手続き、子ども3人が登校・登園するまでの流れをまとめます。
※この記事は、2025年にアメリカで経験した、わが家の入学手続きの記録です。必要書類や入学条件は、州・学区・学校によって異なります。
現地校は住む場所で決まっていた
わが家は、夫の会社が契約している戸建て住宅に入居することが決まっていました。
そのため、子どもたちが通う小学校も、住む地域によってあらかじめ決まっていました。
夫は8月中旬に先にアメリカへ赴任していましたが、夫自身も英語でのやり取りには不安があり、学校へ直接問い合わせることはしませんでした。
代わりに頼りになったのが、すでに現地で生活している日本人駐在員の方々です。
同じ小学校に子どもを通わせる予定の方とLINEを交換し、学校の様子などを教えていただきました。
現地校に通う子どもたちが、どんな毎日を過ごしているのか。渡米前の私は、それすら具体的に想像できていませんでした。
だからこそ、実際に生活している方から話を聞けたことは、とてもありがたかったです。
渡米前に準備したこと
現地校への入学準備については、正直なところ、渡米前にできたことはそれほど多くありませんでした。
家の売却に伴い、船便や航空便で荷物を送り、アメリカに持っていかないものは日本の実家へ配送。
家の引き渡しや、日本の学校とのやり取りなども重なり、出国前の1か月は本当に慌ただしい毎日でした。
引っ越し準備については、また別の記事で詳しくまとめたいと思っています。
そんな中でも、事前に進めておいてよかったことが2つあります。
現地の日本人通訳の方とつながっておく
わが家の場合、現地校の手続きは、夫の会社を通じてお願いできる日本人通訳の方にサポートしていただきました。
日本にいる間に連絡先を教えてもらい、LINEでやり取りを始めていました。
現地の学校制度について分からないことが多かったので、日本語で相談できる方がいたことは、大きな安心につながりました。
予防接種に関する確認と書類の準備
もう一つ、渡米前から特に気にかけていたのが予防接種のことです。
わが家では、日本にいた頃から子どもたちの予防接種について個別に必要性を考え、接種を見合わせてきました。
アメリカの学校では、日本とは異なる予防接種の要件があるため、現地で必要になる手続きを事前に確認しました。
日本では、医師に相談して英文診断書を作成していただきました。
診断書の作成には2週間程度必要と聞いており、実際に受け取ったのは3週間後。費用は1人3,500円、3人分で合計10,500円でした。
渡米後は、日本で準備した英文診断書を現地の小児科と学校に提出しました。
また、保護者が署名する宗教的免除の書類も、子ども3人それぞれについて作成し、小学校と私立幼稚園に提出しました。
宗教的免除は、宗教上の信条や慣習と予防接種が相反する場合の制度で、医学的免除とは異なります。単に接種を希望しないという理由だけで利用できるものではありません。
ここで紹介したのは、あくまでわが家が実際に提出した書類と手続きの記録です。同じ書類を用意すれば、誰でも同じように入学できるという意味ではありません。
予防接種を受ける場合も、免除について確認する場合も、必要な手続きには時間がかかることがあります。
海外赴任が決まったら、予防接種に関する要件はできるだけ早く確認しておくことをおすすめします。
※予防接種に関するわが家の考え方や、実際に準備した書類については、別の記事で詳しくまとめる予定です。
渡米後、小学校への入学手続きを開始
10月31日の夜にアメリカへ到着しました。
11月3日には、現地の小児科へ予防接種に関する書類を先に渡しました。
そして11月5日、小学生2人の健康診断を受けました。
小児科健診で準備したもの
わが家が用意したのは、次のような書類です。
わが家が準備した書類
- 英文の戸籍謄本
- 父親のSSN(社会保障番号)
- 住所確認書類
- パスポート
- 母子手帳
- 会社を通じて加入したアメリカの健康保険証
- 予防接種に関する英文診断書
健診後、会計では窓口での支払いは必要ないと言われました。
わが家の場合は、加入していた健康保険の範囲内で済み、自己負担はありませんでした。
ただし、健診費用や保険の適用範囲は、加入する保険や医療機関によって異なります。
その後、11月7日頃に、学校のオンラインポータルに子どもたちの情報を登録しました。
11月10日の午前9時に学校で面談を行い、翌11月11日から登校が始まりました。
現地校に関する手続きは、会社を通じてお願いできる日本人通訳の方にサポートしていただきました。
渡米前は、入学準備について分からないことばかりでしたが、実際には大きく困ることなく進められました。
渡米から登校開始までのスケジュール
わが家の実際の日程をまとめると、次のようになります。
| 日付 | 手続き・出来事 |
|---|---|
| 10月31日 | アメリカに到着(夜) |
| 11月3日 | 小児科に予防接種関連書類を提出 |
| 11月5日 | 小学生2人の小児科健診 |
| 11月7日頃 | 学校のオンラインポータルに児童情報を登録 |
| 11月8日 | 日本語補習校の面談・校内案内 |
| 11月10日 | 現地小学校で面談 |
| 11月11日 | 小学生2人が登校開始 |
| 11月12日 | 長男の小児科健診 |
| 11月15日 | 日本語補習校に登校開始 |
| 11月19日 | 長男の幼稚園見学 |
| 11月24〜28日 | サンクスギビング週間の休校 |
| 12月3日 | 長男が幼稚園に登園開始 |
こうして振り返ると、小学生2人は渡米から11日後に登校を始めていました。
日本にいる間は現地校の生活を想像することすら難しかったのに、到着してからは次々と手続きが進んでいきました。
子どもたちの学年はどうなった?
渡米時、長女は9歳、次女は7歳でした。
アメリカの現地校では、長女は3rd Grade、次女は1st Gradeに入りました。
日本語補習校でも、それぞれ小学3年生、小学1年生です。
長女は10月生まれ、次女は9月生まれです。
アメリカは日本と新学期の時期や学年の区切りが異なるため、渡米前は何年生に入るのかも気になることの一つでした。
アメリカの学年早見表
| 年齢の目安 | アメリカのクラス | 日本でのイメージ |
|---|---|---|
| 3歳 | Preschool / Pre-K 3 | 年少 |
| 4歳 | Pre-K / Pre-K 4 | 年中 |
| 5歳 | Kindergarten(K) | 年長 |
| 6歳 | 1st Grade | 小学1年 |
| 7歳 | 2nd Grade | 小学2年 |
| 8歳 | 3rd Grade | 小学3年 |
| 9歳 | 4th Grade | 小学4年 |
| 10歳 | 5th Grade | 小学5年 |
※これは年齢とクラスの一般的な目安です。実際の学年は生年月日、年度の区切り、過去の在籍学年、学校側の判断などによって変わります。年齢は年度開始時点を目安にしています。
Kindergarten(K)は一般的に5歳頃から始まりますが、入学できる生年月日の基準は州によって異なります。
また、Pre-Kも学校や施設によって対象年齢が異なり、3歳児向けのクラスが設けられている場合もあります。
わが家の長男は、3歳児のPre-Kクラスに入りました。
長男の私立幼稚園入園は少し時間がかかった
当時3歳だった長男は、日本では年少クラスに通っていました。
アメリカでは、私立幼稚園の3歳児向けPre-Kクラスに入園することになりました。
日本では幼児教育・保育の無償化制度がありますが、アメリカでは少し事情が異なります。
アメリカでは、公立小学校の授業料は基本的に無料ですが、3〜4歳児向けの幼児教育がすべて無料というわけではありません。
無料の公的Pre-Kプログラムもありますが、対象年齢や家庭の所得など、利用条件は地域によって異なります。
わが家が選んだのは私立幼稚園だったため、学費の支払いが必要でした。
11月12日に小児科健診を受け、11月19日に幼稚園を見学。
その後、学費の支払いに関するやり取りがあり、さらにサンクスギビングの連休も重なったため、登園開始は12月3日になりました。
小学生2人は渡米から11日後に登校できましたが、長男は約1か月後の登園となりました。
同じ時期に渡米しても、小学校と私立幼稚園では入学までの流れが違うことを実感しました。
日本語補習校の準備も日本で進めた
現地校とは別に、長女と次女は日本語補習校にも通うことにしました。
補習校で必要な学用品は、ホームページに掲載されていた情報を確認し、日本にいる間に購入しました。
また、現地の駐在員の方からもLINEで補習校の様子を教えていただきました。
渡米後の11月8日には、補習校で面談があり、担任の先生の紹介や校内案内をしていただきました。
そして11月15日から登校が始まりました。
日本の学用品は、アメリカで同じものを手に入れるのが難しい場合もあるので、事前にホームページを確認しておいてよかったと思います。
振り返って、早めに準備してよかったこと
振り返ってみると、渡米前に現地校のために準備したことは、決して多くありませんでした。
家の引き渡し、引っ越し、日本の学校とのやり取り。目の前のことで精一杯だったのが実情です。
それでも、予防接種に関する確認と書類の準備だけは、早めに動いておいてよかったと思っています。
また、現地の日本人通訳の方や駐在員の方と渡米前からつながっていたことも、大きな助けになりました。
海外赴任の準備は、家庭によって状況が違います。
すべてを完璧に準備してから渡米することは、難しいかもしれません。
わが家の場合は、日本でしかできない準備を先に済ませ、渡米後にできることを一つずつ進めていきました。
これから現地校への入学を控えている方に、わが家の経験が少しでも参考になればうれしいです。

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